頭皮の痛みやかゆみの原因を探る

頭皮が痛い、またはかゆい。これって育毛剤で治る?

脱毛や薄毛ではないが、頭皮に痛みがある、または頭の痒みがひどいという悩みはよくあります。あまり大したことはないからとこれを放置しておくと、髪の毛を育てる大事な頭皮へのダメージが進み、やがては脱毛・薄毛へと進んでいくことになります。原因を探って適切なケアをしましょう。

(1)まず、頭皮に痛みがある場合、物理的な傷やでき物などが考えられます。これらが見つかれば、塗り薬などで治療します。治りにくい場合は皮膚科を受診した方がいいでしょう。炎天下に頭部をさらした後なら、日焼けによる痛みも考えられます。これは軽傷ならそのままにしておいても数日で快復しますが、それまでは刺激の強いシャンプーや整髪料、育毛剤などは控えなければいけません。

(2)次に、じんじんした痛みは頭皮神経痛である可能性があります。頭皮内のトラブルで神経が刺激を受けて痛むものです。ストレスや生活リズムの乱れが原因とされています。

(3)痛みよりもまず痒みを伴う症状では、湿疹がよく見られます。とくに脂性の人に多いのが脂漏性湿疹です。これは、頭部に過剰に分泌された皮脂やフケに菌が繁殖して臭いを伴い、やがて炎症を引き起こすもので、その部分を掻きむしると傷になり痛みも出てきます。そこまで至らない前に皮膚の脂をしっかり取るようにていねいなシャンプーが必要です。

(4)我慢できないような痒みではないものの、いつまでも痒くて乾いたフケが多量に出るような頭皮湿疹もあります。脂漏性とは逆に脂分が足りなくても皮膚がかさつくことが原因となるようです。フケは頭皮の新陳代謝の結果、角質層が剥がれ落ちるもので誰にでもあり、ある程度の量なら問題ありません。ただし、長い期間痒みを伴って多量に出る場合は、治療が必要です。液体を患部にスプレーするような薬が市販されています。ただ脂をよく取り除くシャンプーならいいというものではなく、自分の頭皮のタイプに合ったシャンプーとリンスを使い、適切な皮脂量にコントロールすることが大事です。
湿疹ができる → かゆい → 掻きむしる → 傷が付く → 痛くなる、というように症状が進んで頭皮がどんどん不健康になり、毛髪にも悪い影響を与えますので、早いうちに手当をしましょう。

(5)皮膚が敏感な人では、シャンプーやリンス、トリートメントに含まれる成分に反応して頭皮に炎症の出ることがあります。接触皮膚炎と呼ばれます。シャンプーには汚れを落とすための界面活性剤が必ず含まれますがこれも頭皮にとっての刺激となるので、使用量は必要最低限にしましょう。香料やその他の添加物もできれば使われていないものの方が刺激を避けるという点ではベターです。
シャンプーの使い方は、直接頭に付けるのではなく、手の平にとって十分泡立ててから髪の毛に付けるようにします。とくにすすぎが大事で、成分が頭に残らないよう十分に流さなければいけません。

こうして、すっきりきれいになり、余計なものが残っていない、そして適度に油分と潤いが保たれている状態で育毛剤を使えば効果も大きくなります。